録音オンリーで選ぶならこのレコードは第一回選択希望にはならなかったのですが，
レコードで聞く限り一番と思っているムラ様の演奏がとにかく素晴らしい！
マイクが見えるのが大嫌いだったというムラ様の録音はほとんどライブ録音なんですねぇ〜。
ジャケット写真やネットで見るとマイクは客席一番前あたりに三本立っているのが多いようです。
なので他のメジャーレーベルと違いマルチマイクの録音ではなくペアマイク録音よりなのです。
ロシアメロディア盤とのコラボ（？）レコードですね。
四枚組でウエーバーのオベロン序曲，シューベルトの未完成で一枚，ブラームスの交響曲第二番，ショスタコービッチの交響曲第五番，チャイコフスキーの交響曲第五番。
録音は可もなく不可もなく。音場感はちゃんとあるし高さもちゃんと出るのですがなんだかちょっと…。
ただ，音そのものはいいんですよ。レニングラードフィルの高弦の厳しさには鳥肌が立つ思い。
特にいいのがチャイコフスキー。録音が一番ではなくえんそうに圧倒されてしまいました。
ムラ様が生涯で一番演奏したのがこの曲だそうですね。特に第四楽章は何度聞いても鳥肌立つんですよね。
シューベルトの未完成もいいですよ。日本ビクター盤も聞いたことあるのですがこれホントに同じ？ってくらい録音が違うんですよね。
一長一短って感じでビクター盤の方が音場感に優れ，第二楽章はエミー盤の方が上と感じました。
ショスタコービッチも素晴らしく第三，第四楽章はゾクゾクする演奏です。ブラームスのB面は？