１９８２年ボストン第一第二教会での録音。Ａ面三曲，Ｂ面１曲。
Ａ面はソロとデュオ，Ｂ面はアンサンブルとなっています。
長岡大先生もおっしゃっていますが曲，録音とも圧倒的にＡ面の方がいい。特に一曲目のヴァイオリンソロは素晴らしい。
オンに過ぎずオフに過ぎずの録音ですが結構音像は揺れ動きます。ホールエコーもたっぷりで音場感抜群。
最初は牧歌的というか大草原の小さな家的というかカントリー風というか…。
ふんわりとした導入で和やか。次第に不協和音が入ってきますがそれでも穏やかな曲想。とにかくヴァイオリンの音が実にきれい。
二曲目はヴァイオリンとビオラのデュオ。ちょっとだけオフマイクになりますが音像は揺れ動く。
装置の問題か重なり合って聞こえるような感じもありますが…。
三曲目はビオラのソロ。ヴァイオリンとは違って甘く力強い音。曲はまあまあ…かな？
Ｂ面は一曲で三楽章構成。ヴァイオリン，ビオラ，チェロ，クラリネット，サキソフォン，フレンチホルン。指揮は作曲者自身。
いかにも現代音楽ってわけではないのですが個人的にはちょっと…。