このレーベルのトップは本当に迷いました。Ａ面ジョージ・クラムの幽霊の出る風景，Ｂ面ウイリアム・シューマンのホルンとオーケストラのための三つの会話。
長岡大先生は魅入られた風景とされていましたが…原題の方がいいかも。
クラムの方はアーサー・ワイズバーグ指揮，シューマンの方がズービン・メータ，演奏はニューヨークフィル。なので当然演奏は文句なし。
個人的にクラムが好きで結構レコード持っていますが曲としては二番目に好きかな。
録音は長岡大先生のおっしゃっている通り素晴らしい。クラムの曲。
曲のほとんどはppかpppなのですが一音一音はっきりと聞き取れるし定位感も抜群。ゾクゾクする音場感。
爆発するパーカッションに咆哮するブラス，サラサラと流れるような弦，緊張感を盛り上げるマラカス，何をとっても最高。
躍動的という意味ではＢ面の方があるような感じもしますが録音はＡ面が圧倒的。
とは言え曲は結構面白いですよ。