タイトルはそのものずばり，シロフォン。ベナ・ハヴル，ピアノがルドルフ・ロッド。
Ａ面バッハのヴァイオリンとオーケストラの為の協奏曲，レチャ（？）の三つのフーガ。
Ｂ面ハンス・ヘルフリッツ，黛敏郎のコンチェルチーノの四曲。バロックと現代曲に分かれています。
バッハはかなりいい曲ですが個人的にはコンチェルチーノかな。
演奏は長岡大先生もおっしゃっていますが素晴らしいの一言。全く破綻もなく危なげ感ゼロ。まさに超人的。それに劣らずピアノもいいんです。
伴奏に徹するわけではなく曲によっては主役も張れる。
録音がまたいい。シロフォンのトランジェントは最高。特にバッハだけ録音が違うんじゃないかな？ってくらい強烈。
一番バチの動きが手に取るようにわかるんですよね。特にすごいのが最弱音部。これはほんとにすごい。
ピアノはちょっとオフになってまろやかで柔らかい。このコントラストがなんだかいいのですよね。
耳を澄ませるとホールエコーらしきものが高速で奥に消えていくような感じがするのですが…。